研究・業績
研究内容
歯周病により失われた歯周組織の治癒や再生を得るために, 歯周病の病因や歯周組織破壊のメカニズム,さらに歯周治療の方法に関する研究を行っている。
- 歯周疾患の再発と長期的予後に関する研究
歯周疾患の再発に関連する因子について,症例分析,コホート研究を実施している。
歯周治療の予後の客観的評価と普遍的なガイドラインの設定を目指している。
- 歯周組織再生材料の臨床応用に関する研究
エナメルマトリックスデリバティブ(EMD)等の歯周治療への応用に関する実験的研究
を行い,その有用性や適応症に関する検索を実施している。
- 歯周病原性細菌の分子生物学的解析に関する研究
歯周病に関連する細菌について硫化水素産生酵素における分子生物学的な解析を
実施した。また,歯周治療に有効な情報を得るため,揮発性硫化物に対する抑制
効果などの臨床応用についても検討している。
- 歯髄細胞と炎症性サイトカイン,再生に関する研究
歯髄の細胞のFGF-2発現に及ぼすIL-6の影響等について免疫染色,RT-PCR法,
リアルタイムPCR法,各種キット等を用いて検索している。
- 全身疾患と歯周病との関連に関する研究
掌蹠膿疱症,Weber-Christian病に対する歯周治療と歯周組織状態の変化について
評価,検討した。歯周病のリスクファクターの一つとされている全身疾患において,
本邦の基盤となる疫学調査を行っている。
- 歯周治療の評価に関する研究
垂直性骨欠損に対する種々の歯周外科治療法などに関する臨床評価を実施し,
歯周治療のフィードバックを行い,診断と治療技術の向上を目指している。
研究業績
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